「学生時代より、今の方が間違いなく楽しい」、そう笑顔で語る設計開発部三年目の今西優太さん。
レボックスのインターンをきっかけに「ものづくりの喜び」を知った彼に、開発職の醍醐味を語ってもらいました。
高校生のときには、電気がおもしろいと思っていました。もしかしたら、父親がエンジニアだったという影響があるかもしれません。いつか自分も父のように 開発ができたらいいなと憧れていました。電気工学科に進み、発電設備や電線などに関わるような強電系を扱っていました。もし学生時代にレボックスと出合っていなければ、そのまま強電系の職種に就いていたかもしれません。それほど、レボックスのインターンに参加したことは、私の人生を大きく変えました。
まずはレボックスの代表鎌田さんの説明を聞いて「ここで、ものづくりをしたら面白そうだ」と直感しました。そこから参加したインターンでは、2週間でものづくりを体験するという内容だったのですが、実際に自分たちが設計したものが動いたときの感動は、今でも忘れられません。そこから「ものづくりの虜」になった自覚がありますね(笑)。「仕事でも、ものづくりの感動を味わってみたい」、その一心で照明を扱うレボックスを第一志望に決めました。
正直言うと入社当初は、機器が狙った通りに動かない場合にどう対処すれば良いのかわかりませんでした。学生時代に座学で学んではいたものの、実際の製品や回路図を見ると、何が原因で作動しないのか理解できないことが多かったんです。けれど実機に触れて、何度も手を動かすことで、三年目の今では原因を追いかける能力が身についた気がします。一年目からしっかりと製品の開発に触れさせてもらえたのは、成長に大きく影響していると思います。
あとは、これも中々ないことだと思うのですが、入社一年目の冬からすでに、先輩とお客さまのところへ伺って、商品搬入や開発品のデバック(バグの訂正) などをサポートさせてもらっていました。実際に製品を使用してくれているお客さまと話すことで「自分たちが向き合っているのは機械だけじゃないんだ」と実感したのは、かなり大きかったですね。製品を使う方がどういう人で、何に困っているというのは、自分の目で見てようやくわかることが結構ありました。
ちなみに部門内だと私が最年少なのですが、発言はちゃんと聞いてもらえますし、相談しやすい雰囲気がレボックスにはあると思います。以前に軽く発した意見でさえ、いつの間にか取りいれてくれたことがあって驚きました。全体的にレボックスの人間関係はすごく良い方だと感じています。
設計開発部では、研究開発部でつくった仕組みを製品に落とし込むという作業をしています。製品化してもすんなり動いてくれれば良いのですが、仕組みは正しくても細かなズレが一つあったら機械は働かないのです。細部の問題を潰すことを繰り返し、長いと解決までに一ヶ月以上かかることもあります。そんなときは機械のことを考えすぎて、夢に回路図が出てきたこともありました(笑)。
やはり開発者として、問題が起きていることはなかなかストレスで、それが長く続くと辛いですね。ただ、昨年末、二ヶ月近く格闘していた機械の不具合原因を突き止められ、理想通りに動いてくれたときは、もう飛び上がるほど嬉しかったです。その瞬間のために働いているという程に、最高の気分でした。もともと電気が好きで、問題解決も好きだったので、学生時代より間違いなく今の方が楽しいです。
現在の目標は「父のようなエンジニア」と言いたいところですが、なかなかハードルが高いので(笑)、今はまず、自分が任されている製品のバージョンアップを頑張りたいですね。そして、ゆくゆくは多くの人が喜んでくれる製品を開発できたらと思っています。
世界を舞台に活躍していた研究者の祖父の背中を追いかけるように、自らも同じ道へと進んだ黒田虹輝さん。
研究開発部の最年少ホープとして、休日も勉強や体力作りに励むほどストイックな彼に、頑張る理由を伺いました。
大学院までは物理や化学、生物など多岐にわたる分野を学びたいと思い、環境エネルギー工学を専攻していました。そこではレーザーやイオンビームといったミクロなエネルギーの世界を主に学びました。これらの分野の研究を活かしたアプリケーションでは設備が超大型になることから、利用者が限定されます。しかし、社会人としての自分の進路を考えたときに、こうした限定的なものではなく、さまざまな企業や個人に喜ばれるアプリケーションを作りたいと思うようになりました。
これまでに学んできたエネルギー学に関する研究領域を、多くの人に利用してもらえるアプリケーションに応用できる場所、それが私にとってレボックスだったんです。レボックスでは光エネルギー学を応用した製品を開発しており、産業はもちろん、農業や医療といった幅広い分野までその技術を役立てることができます。光をあてることで、物質にどのような作用が起こっていくのか、そうした用途を追究した先に、自分の求める「やりがい」がレボックスにあると感じました。
振り返ってみると、入社当初はかなり大変でした。レボックスでは、一年目から新人でも研究テーマを任せてもらえます。もともと企画立案から評価による立証まで自分でやってみたかったので、願ったり叶ったりではありました。ただ実際にやってみると、想像以上にハードでした。特に、他企業の特許への配慮やコスト意識など、ただ研究していれば良いわけではないので、そこは学生との違いを感じた大きな部分ですね。
一時期、退勤しても頭が休まらないときがあって、そんなときはサウナと水風呂でリフレッシュしていました。睡眠の質もあがるので、今でも定期的に利用しています。
話は逸れましたが、もうすぐ社会人三年目を迎える今、良い意味で地に足がついた感覚があります。入社したときは、それこそ「新しいことに挑戦するぞ」という気持ちが強く、ともすると自分本位な気持ちが大きかったんです。ただ業務を通して、お客様の要望や困りごと、使用環境を知り、それらをベースに研究テーマを考えるようになったので、今では「顧客目線の研究」が身についた気がします。
基本的に、研究開発とは「仮説を立て、検証し、結果を得る」の繰り返しです。当たり前ですが、失敗するケースの方が多く「またダメか」や「別の問題が」という経験の繰り返しでもあります。ただ、その中でも自分が立てた仮説が正しく、結果が予想通りに現れることもあります。そのときはもう嬉しくて、嬉しくて、ついついはしゃいでしまいます(笑)。
ですが、あくまでクライアントあっての仕事です。仮説からうまくいったとしても製品に採用されないこともあります。正直、はしゃぐほど嬉しかった分、落ち込みも相当です。けれど、そこは負けん気というか、新しい課題を全部つぶしてやるという気持ちで、乗り越えています。あとはやっぱり頭の切り替の際にはサウナは効果的ですね(笑)。最近では業界知識が増えてきたので予想の精度も上がってきています。
実際、仕事では大変なことがたくさんありますが、今は毎日が楽しいです。仕事を通して新しい技術を知ることができたり、調べた情報からアイデアを作り、技術を掛け合わせたり組み合わせたり、まだ世の中にないものを作る過程は、何度挑戦してみてもワクワクします。
実は、私の祖父も研究者をしており、海外で研究発表をする勇姿を幼いころから見てきました。いつか自分も祖父のように、世界を舞台に活躍したいという想いは今もあります。そして、自分自身がおじいちゃんになったときに「満足のいく社会人生活だった」と思いたい──そんな気持ちでまずは、レボックス一の研究者になることを目指しています。
学生時代のアルバイト経験から、営業に興味をもったという営業一年目の恒川孟さん。
入社して10ヶ月を経た恒川さんに、新人の立場から感じたレボックスの仕事や営業の楽しさについて語ってもらいました。
営業職を希望したきっかけは、大学時代のアルバイトの経験からでした。大手家電量販店でメーカー代理として接客していたのですが、そのときに「お客さまと関わる仕事が自分は好きなんだ」と気付いたんです。
自分の説明で、お客さまが商品への理解を深め、ベストな選択をしてくれるのが嬉しかったんですね。ちょうど私が接客で取り扱っていたのがLEDなどの照明製品だったこともあり、所属していた派遣会社の方に紹介してもらった企業の一つがレボックスでした。
振り返ると一番の決め手は、レボックスの代表鎌田さんですかね(笑)。とにかく話が面白くて、説明会や面談ではずっと引き込まれていました。高校時代にラグビーをやっていたのですが、鎌田さんも経験者だったことで盛り上がったのを覚えています。波長が合ったのでしょうか、話していて楽しかったですね。あとは業界トップを目指しているという、企業として向上心ある姿勢にも惹かれました。ナンバーワンの何かを作ろうとする経営陣の情熱は、レボックスの大きな魅力だと思います。
当たり前ですが、私が学生アルバイトで担当していた一般家庭用照明と違い、レボックスでは専門性の高い検査用照明を扱っているので、最初は自信をもって紹介することが容易ではありませんでした。
またレボックスは、まだ誰もが知る企業ではない分、営業の電話をしても対応してもらえないこともありました。思い返すと、最初の方はきつかったですね。それこそ数十社に一社しかアポが取れないときもありました。そういうときは先輩にアドバイスをもらって、改善を繰り返しました。他の方も仰っているように、レボックスは人間関係が良く、優しい方が多いので、いろんな方に支えられて一年間頑張ってこられたように思います。そうして、この一年近くで新規営業を100社以上担当したこともあり、場数を踏むごとに、ある程度は話せるようになってきた気がします。
入社して10ヶ月(2022年2月現在)となりますが、今の自分に点数をつけるとすると60点くらいですかね。一年目でもサブではなく、メインとして営業をさせてもらい、経験値をたくさん得られたので。あとは、お客さまに近い立場で最初から仕事ができたのも、一年目としては良い経験ができたなと思っています。反面、量だけではなく、今後は質をもっと上げていきたいと思っています。
今は、自分がつくった資料で製品のことを理解してもらい、きちんと提案できたときは嬉しいですね。もし提案していなかったら、その企業はレボックスの製品を知らずに他社製品を選択していたかもしれないので、まずは意見を聞いてもらえるのは有り難いです。新人なりに今まで営業活動をしてきて、話を聞いてくれる企業が徐々に増えてきているので、それも嬉しく思っています。また弊部署には、電気工事士の資格をもった営業の方がいるのですが、技術者に近い立場で営業ができる姿は理想ですね。
私もより専門性を高めていき、自信をもって製品を紹介し、安定して新規案件を獲得できるようになりたいです。やっぱり、売上に繋げられるというのが営業としてのゴールだと思っているので。あと、これは会社としての目標でもありますが、営業で「レボックス」と名乗ったら、二社に一社は知っている企業にしていきたいです。そして、ゆくゆくは業界トップになるよう頑張っていきたいですね。
私も営業を通してお客さまのニーズを聞き出し、製品に業界のトレンドも取り入れながら、お客さまが喜んでくれる提案をしていけたらと思っています。